不登校の独白
とある女の子
何も聞きたくない。騒ぐな。五月蝿い。こんな所、居たくない。どうせあたしの事なんて何一つ知らない癖に。
ああ、死にたい。死ぬ時の痛みとかが嫌で死ねないけど。安楽死の方法なんて、検索しても引っ掛からないし。寧ろ自殺は駄目とか、そんなのばかり出てくる。鬱陶しい。放っておいて欲しいのに。
とある男の子
扉を開ける小さな勇気を閉じ込めた。怖いという一心でその場から逃げ出して、近付くことすらできなかった。逃げる為の言い訳を探して逃げての繰り返し。
その内僕は、行かなければならない、そこに行くための、ほんの小さな勇気すら無くしてしまって。閉じ籠もって何もできなくなっていたのです。